5/11/2010

Congratulations!


5月11日 12時18分

10日に投票が行われたフィリピンの大統領選挙は、開票作業が進み、故アキノ元大統領の息子のベニグノ・アキノ上院議員が、ほかの候補に大きな差をつけて当選する見通しとなりました。

9年ぶりの政権交代となるフィリピンの大統領選挙は、アキノ上院議員とエストラーダ前大統領、それにビリヤール上院議員の、事実上、3人の争いとなっています。フィリピンの中央選挙管理委員会の最新の発表によりますと、開票率78.5%でアキノ氏が得票率40.1%と依然リードを続けています。地元のテレビ局が伝える非公式な選管のデータでも、アキノ氏は順調に票の上積みを続けており、2位につけているエストラーダ前大統領が残りの票の半分以上を獲得しなければ逆転は難しい情勢です。アキノ氏は汚職撲滅などを訴え、経済界や富裕層をはじめ各層の支持を幅広く集めており、同時に行われている地方選挙でも、首都マニラの市長にアキノ氏を支持する候補が当選を決めています。こうしたことから、大統領選挙はアキノ氏がほかの候補に大きな差をつけて当選する見通しで、中央選管では11日にも最終的な開票結果をまとめたいとしてます。